皆さんは日常的にどんな作図ソフトを使っていますか?筆者は仕事やプライベートで EdrawMax を愛用しています。
最近、「EdrawMaxに無料版はあるの?」「無料版と有料版の違いは?」「使い方は難しい?」といった質問をいただくことが増えてきました。
そこで今回は、EdrawMax無料版の有無や機能制限、有料版との違いを分かりやすくまとめました。この記事を読めば、自分に合ったプラン選びの参考になるはずです。さっそく見ていきましょう。
目次:
┗ ソフトの基本機能や特徴を紹介
┗ できること・制限の違いを一覧でチェック
┗ 年間プランや買い切り版などの詳細
┗ 初心者でも簡単に始められる操作手順
┗ 筆者の体験をもとにした感想・メリット・デメリット:
┗ 競合製品との違いを一覧でチェック
1:EdrawMaxの概要
EdrawMax(エドラマックス)は、ワンダーシェアー(Wondershare)社が開発した、誰でもかんたんに使える多機能な作図ソフトです。フローチャートやマインドマップ、組織図、ネットワーク図、間取り図、プレゼンテーション資料など、さまざまな図面を手軽に作成できます。
15,000点以上のテンプレートと26,000点以上の図形ライブラリが用意されているので、ゼロから作り始める必要はありません。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、初心者の方でもすぐにプロ品質の図面が作れます。特別なデザインスキルは必要ありません。
また、EdrawMaxはWindows、Mac、Linuxのパソコンはもちろん、WebブラウザやiOS、Androidのアプリでも利用できます。どのデバイスからでも編集や閲覧ができるので、場所を選ばず作業を進められます。クラウド保存やチームでの共同編集にも対応しているため、複数人でのプロジェクトやデータの引き継ぎもスムーズです。
「図面作成は難しそう」と感じている方にも、EdrawMaxなら安心して始めていただけると思います。
EdrawMaxの特徴:
- 初心者にも安心
専門知識がなくても始めやすく、初めての方でも安心して使いこなせる設計です。
- 豊富なテンプレートと図形ライブラリ
15,000点以上のテンプレートと26,000点以上の図形が利用できるので、ゼロから作図しなくてもすぐに始められます。
- 直感的でかんたんな操作性
ドラッグ&ドロップで誰でも簡単に図面を作成できます。特別なスキルがなくてもプロ品質の仕上がりに。
- 幅広い用途に対応
フローチャート、マインドマップ、組織図、間取り図、プレゼン資料など、さまざまな図面作成に対応しています。
- マルチデバイス対応
Windows、Mac、Linux、Web、iOS、Androidなど、どんな端末でも使えるので、場所を選ばず作業可能です。
- クラウド保存&共同編集機能
クラウド上でデータを保存・共有でき、チームメンバーとリアルタイムで共同作業もスムーズに行えます。
2 :EdrawMaxの無料版と有料版の機能比較表
EdrawMaxには、無料版と有料版の2種類が用意されています。それぞれのプランには利用できる機能や制限が異なり、目的や用途によって最適な選択が変わります。
ここでは、機能面・利用制限などの観点から、無料版と有料版の違いを比較表でわかりやすくまとめました。
2-1:EdrawMaxで利用できる基本機能の違い
まずは、EdrawMaxで利用できる基本機能について、無料版と有料版の違いを確認してみましょう。
機能 | 無料版 | 有料版 |
グリッド線の設定/解除 | ✖ | ○ |
図形 | 一般な図形:最大60 特定の図形:最大120 |
無制限 |
図形の種類 | 一部 利用不可 | ○ |
複数ページ | 2ページまで | 無制限 |
背景カラー | ✖ | ○ |
テーマ | 3 | 20+ |
テーマカラー | 3 | 10+ |
1クリックでさらに美しく | 3 | 無制限 |
色を一括置換 | ✖ | ○ |
クラウドシンボルライブラリへアップロード | ✖ | ○ |
数式 | ✖ | ○ |
ファイルの暗号化 | ✖ | ○ |
スライド作成 | エクスポート不可 5つのスライドまで再生可 |
無制限 |
バージョン履歴 | はじめの2つまで自動保存 | ○ |
画面キャプチャー | ✖ | ○ |
透かし編集 | ✖ | ○ |
フローアニメーション | 2本の接続線まで | 無制限 |
2-2:EdrawMaxの機能以外の違い
EdrawMaxでは、利用できる機能だけでなく、エクスポート形式や出力時の制限といった周辺機能にも無料版と有料版で差があります。ここからは、こうした機能以外のポイントについて詳しく見ていきましょう。
項目 | 詳細 | 無料版 | 有料版 |
インポート | Visio | 5つの無料トライアル | 無制限 |
複数のVisioファイルを一括インポート | ✖ | ○ | |
SVG | 無制限 | 無制限 | |
CAD | 5つの無料トライアル | 無制限 | |
テンプレート | ビルドインテンプレート | はじめの2つまで | 無制限 |
ローカルテンプレート | 2 | 無制限 | |
クラウドテンプレート | 2 | 無制限 | |
クラウドテンプレートへアップロード | ✖ | ○ | |
クラウド | クラウドファイル | 3ファイルまで編集可 | 無制限 |
クラウドストレージ | 100M | 1GB | |
AI機能 | 500トークン | 500トークン | |
ゴミ箱のファイル数 | 最大5ファイル | 無制限 | |
ごみ箱の保存期間 | 7日間 | 90日間 | |
エクスポート | 透かし(ウォーターマーク) | ある | なし(HD、フルHD品質をサポート) |
印刷とダウンロード | 透かし(ウォーターマーク) | ある | なし |
無料版では基本的な作図は可能ですが、保存やエクスポートに透かしが付いているなどの制限があり、本格的な利用には有料版を導入した方がいいと思います。
3:EdrawMax有料版のラインナップと価格
EdrawMaxの有料版は、利用期間や利用目的に応じて複数のプランが用意されています。個人利用はもちろん、教育機関や法人・チーム向けにも対応しており、それぞれのニーズに合わせて選択可能です。
プラン詳細 | 1年間ライセンス | 2年間ライセンス | 永続ライセンス |
学生・教職員向けプラン | 8,800円(税込) | 14,900円(税込) | / |
個人向けプラン | 9,800円(税込) | / | 18,600円(税込) |
法人・チーム向けプラン | 16580円 (税込) | / | / |
※価格は2025年8月15日時点で、公式サイト掲載の通常価格(税込)です。
有料版は一見すると割高に感じられるかもしれませんが、公式サイトのセールやキャンペーンを活用すれば最大50%OFFになることも多く、タイミング次第では非常にお得に入手できます。
さらに、プランごとに利用可能なPC台数や対応プラットフォーム(Windows / macOS / Web)が異なるため、購入前にこれらの条件を確認しておくことが、後々のトラブル回避につながります。
詳細は公式の購入ページでご確認できます。
次は、EdrawMaxの使い方を見てみましょう
4:EdrawMaxの使い方
EdrawMaxは、操作が直感的で分かりやすく、初めてでも迷わず作図を始められるのが魅力です。ここでは、インストールから図の作成、保存・エクスポートまでの流れを順番にご紹介します。
4-1:EdrawMaxの導入方法
EdrawMaxはWindows、macOS、Linuxに対応しています。ここでは、筆者が使用しているMacを例に説明します。
手順1:EdrawMaxのダウンロード
EdrawMax公式サイトにアクセスし、ページ上部の青い「無料ダウンロード」ボタンをクリックします。すると、ご利用のOSに合わせたインストーラーが自動的にダウンロードされます。

手順2:インストーラーの実行
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして起動します。使用許諾契約書が表示されるので内容を確認し、右下の「同意します」ボタンををクリックします。

手順3:インストール
使用許諾契約書を同意してから、次の画面が表示されます、案内に従ってインストールを進め、EdrawMaxのアイコンをダブルクリックして、インストール完了するまで、しばらくお待ちください。

4-2:EdrawMaxを使用して図を作成する方法
手順1:アカウント作成・ログイン
- EdrawMaxを起動します。初めて使用する際に、アカウント登録画面が表示されます。Wondershareの既存アカウントがあれば、そのままログインします。
- アカウントがなければ、新規作成またはGoogleなどの外部アカウントでログインも可能です。

手順2 :新規作図の開始
ログイン後、ホーム画面で「新規作成」をクリックすると空白の図面が開きます。または「テンプレート」から組織図、マインドマップ、UMLなど目的に合った形式を選択することもできます。ここでは空白図面を使用します。

手順3:図形や要素の編集
画面左の図形ライブラリからパーツをドラッグ&ドロップで配置します。ダブルクリックでテキストを入力し、色や線の種類、フォントなどもワンクリックで変更可能です。画像やチャートを挿入して、表現の幅を広げられます。

手順4:保存・エクスポート
作成した図は、「ファイル」メニューから保存やエクスポートができます。画像やPDF形式への出力も可能ですが、無料版では透かしが入ります。透かしを外したい場合は、有料版の利用を検討すると良いでしょう。


5:EdrawMaxの実際使用感
筆者はこれまでにフローチャートや組織図、プレゼン資料用の図解作成などでEdrawMaxを活用してきました。ここでは、実際に使ってみて感じた良かった点と気になった点
をまとめます。
✅ 良かった点
- テンプレートが豊富
数千種類のテンプレートと図形が用意されており、デザインの知識がなくてもプロ並みの図が作れる。
- 直感的な操作性
ドラッグ&ドロップとシンプルなメニュー構成で、初めてでもすぐに作業開始できる。
- マルチデバイス対応
Windows、macOS、Linuxに加え、クラウドを使えば別PCからも編集可能。
- 多様なエクスポート形式
PDF、Office形式、画像形式などに簡単変換でき、共有やプレゼンがスムーズ。
⚠ 気になった点
- 無料版ではエクスポート形式が制限され、作図に透かし(ウォーターマーク)が入る。
- 無料版で使用できるテンプレートの数はすこし足りない
- 豊富すぎる機能で、最初はどこから使えばよいか迷う場合もある。
💡 総評
EdrawMaxは、テンプレートと直感操作で効率よく作図できる万能ツールです。無料版でも基本的な作図は可能ですが、ビジネスや本格的な資料作成では有料版を検討した方が、エクスポートや共同作業の面でストレスがなくなります。
6:他の作図ソフトとの比較(競合比較)
作図ソフトは数多くありますが、それぞれに強みと弱みがあります。ここでは、人気の3つの競合ツールとEdrawMaxを比較してみましょう。
項目 | EdrawMax | Lucidchart | Microsoft Visio |
対応OS | Windows / macOS / Linux / Web/ iOS/ Android | Web(ブラウザ) / モバイル | Windows / Web |
テンプレート数 | 1,500種類以上 | 1,000種類以上 | 約300 |
価格 | 年間プラン 約10,000円〜 | 月額約1,500円〜 | 年間約8,988円〜 |
操作性 | ドラッグ&ドロップ、直感的UI | シンプル、Web操作特化 | やや複雑(Office経験者向け) |
特徴 | 多機能+幅広い図形対応 | チームコラボに強い | 業務用標準ツール |
おすすめ用途 | ビジネス・教育・個人全般 | チームでのリアルタイム編集 | 大規模企業の業務用図面 |
多機能で幅広い用途といえば、やはりEdrawMaxですね。EdrawMaxはテンプレート数や機能のバランスが優秀で、ビジネスから教育、個人利用まで対応可能です。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. EdrawMaxは完全無料で使えますか?
A. 無料版がありますが、エクスポート形式や機能に制限があり、作図に透かしが入ります。制限なく利用するには有料版が必要です。
Q2. EdrawMaxは初心者でも使えますか?
A. はい。ドラッグ&ドロップ操作と豊富なテンプレートにより、専門知識がなくても簡単に図を作成できます。
Q3. 有料版は買い切りとサブスク、どちらがいいですか?
A. 短期的な利用なら年間プラン、長く使うなら買い切り版がおすすめです。頻繁にアップデートを受けたい場合はサブスクが便利です。
Q4. オフラインでも利用できますか?
A. デスクトップ版はインストール後オフラインで利用可能です。ただし、クラウド保存やオンラインテンプレートの利用にはネット接続が必要です。
まとめ
この記事では、EdrawMaxの概要から無料版と有料版の違い、有料版の価格、基本的な使い方、そして実際の使用感までを詳しく解説しました。
EdrawMaxは、初心者でもすぐに使いこなせる直感的な操作性と、数千種類におよぶ豊富なテンプレートが魅力の作図ソフトです。
無料版でも基本的な作図は十分可能ですが、ビジネスでの利用や高度な共有機能、透かしなしのエクスポートなどを求めるなら、有料版が断然おすすめです。
見やすく、分かりやすく、そして美しい図を短時間で仕上げたい方は、まずは無料版から試してみてください。