こんにちは、水原です(≧▽≦)
今日は、Macで使えるスクリーンショットツールについてお話ししたいと思います。
皆さんは普段、どんなツールを使ってスクリーンショットを撮っていますか?
私はこれまで、Macの標準スクリーンショット機能を愛用してきました。
しかし、キャプチャ後に注釈を入れたり、一部をぼかしたりといった編集作業が必要になることも多く、そのたびに別の画像編集ソフトを開くのが少し面倒だと感じていました。
そんなときに見つけたのが、Mac専用の高機能キャプチャツール「CleanShot X」。
今回は、実際に数週間使ってみた体験をもとに、CleanShot Xの特徴、使い方、値段、実際の使用感などを詳しくレビューしていきます。
目次:
- 1. CleanShot Xとは?
- 2. CleanShot Xの主な機能と特徴
- 3. CleanShot XとMac標準スクリーンショット機能の違い
- 4. CleanShot Xの使い方
- 5. CleanShot Xの使い方CleanShot Xを実際に使ってみた感想(メリット・デメリット)
- 6. CleanShot Xの料金プランと購入方法
- 7. CleanShot Xはどんな人におすすめ?
- まとめ
1.CleanShot Xとは?
CleanShot X(クリーンショット・エックス)は、Mac専用の高機能スクリーンショット&画面録画ツールです。シンプルな見た目とは裏腹に、キャプチャ・編集・共有までを1つのアプリで完結できる点が最大の特徴です。
開発元は、ポーランドのアプリ開発会社「MTW」。Macユーザーの生産性向上を目的としたツールを数多く手がけており、CleanShot Xもその代表的なプロダクトです。
CleanShot Xは現在は世界中のクリエイターや開発者、ライター、デザイナーの間で高く評価されており、「Macでスクリーンショットを撮るなら、これ一択」と言われるほどの人気を誇ります。
特に注目すべきは、スクリーンショット撮影後の編集・注釈・ぼかし・アップロードなどを、アプリ内ですぐに行えるという点です。従来のように、撮影後に別アプリ(例:プレビューやPhotoshop)を開く必要がなく、作業効率が大幅にアップします。
2.CleanShot Xの主な機能と特徴
CleanShot Xには、Macでのスクリーンショット体験を一段と快適にする多彩な機能が詰まっています。キャプチャ、編集、共有までをワンストップで完結できるのが最大の魅力です。ここでは、代表的な機能を紹介します。
2-1:CleanShot Xの主な機能
- 注釈機能
撮ったスクリーンショットに、矢印・テキスト・ぼかし・ハイライトなどを自由に追加できます。複数の画像を一枚にまとめることも可能で、プレゼン資料やブログ用の画像編集にも最適です。
- 背景加工
スクリーンショットに背景を追加し、プロっぽい仕上がりにできるツールです。
余白の調整、影の付与、アスペクト比の変更なども簡単です。SNSやWeb用の見栄えの良い画像を手軽に作れます。
- クイックアクセスオーバーレイ
キャプチャ直後に画面の端へ小さなポップアップが表示され、保存・コピー・注釈編集などをすぐに操作可能です。ドラッグ&ドロップで他アプリへ直接貼り付けられるため、作業効率がぐっと上がります。
- 多彩なキャプチャモード
範囲指定、ウィンドウ単位、全画面、スクロールキャプチャなど、目的に応じた撮影モードを選択できます。タイマー撮影やウィンドウ影の有無なども柔軟に設定でき、あらゆる用途に対応します。
- 画面録画
動画として画面を録画できる機能も搭載されています。
マイク音声やシステム音声も同時に収録でき、チュートリアル動画の作成やプレゼン説明などにぴったり。録画中に不要なデスクトップアイコンを隠せる「クリーンデスクトップ」機能も便利です。
- 動画編集機能
録画後すぐに動画をトリミングしたり、音量や解像度を調整できます。
わざわざ他の編集ソフトを立ち上げる必要がなく、短時間で完成度の高い動画を仕上げられます。
- クラウド共有
キャプチャした画像や動画をクラウドにアップロードし、ワンクリックで共有リンクを発行できます。自動削除設定やパスワード付きリンクも作成できるため、機密性の高い情報共有にも安心です。
- OCRテキスト認識
画像内の文字を自動で検出してテキスト化できるOCRテキスト認識もサポートしています。処理はすべてオフラインで行われるため、プライバシーの心配もありません。
- オールインワンモード
ひとつのショートカットキーで全てのキャプチャモードを呼び出せる便利な機能です。
直前の撮影範囲を記憶して再撮影もできるため、反復作業が多いクリエイターに好評です。
- キャプチャ履歴
過去のスクリーンショットや録画を一覧で管理できます。削除・検索・復元も簡単に行えるので、「あのキャプチャどこいった?」という心配がなくなります。
これらの機能が統合されているため、CleanShot Xひとつで「撮る」、「整える」、「共有する」までがスムーズに完結します。Macユーザーにとって理想的なスクリーンショット環境といえるでしょう。
2-2:CleanShot Xの特徴
CleanShot Xが多くのMacユーザーから支持される理由は、その「機能の豊富さ」と「使いやすさ」のバランスにあります。ここでは、実際に使って感じた主な特徴を4つのポイントにまとめました。
① ワークフローを一元化できる設計
CleanShot Xでは、スクリーンショットを撮影したあと、外部アプリに切り替える必要がありません。
撮影 → 注釈 → 編集 → 共有 がすべて1つのウィンドウ内で完結するため、日常的にキャプチャ作業を行うユーザーにとって、非常に効率的です。
② 豊富なキャプチャモード
全画面、ウィンドウ、選択範囲、スクロールキャプチャ、固定エリアなど、あらゆるシーンに対応した撮影モードを搭載しています。さらに、スクリーン録画機能も備えており、動画チュートリアルやプレゼン資料の作成にも活用できます。
③ 視覚的にわかりやすいUIデザイン
CleanShot Xは、ミニマルで洗練されたUIが特徴です。必要な機能が直感的に配置されており、初めて使うユーザーでも操作に迷うことがありません。
デザイン面でも「Macらしい美しさ」と「プロツールとしての実用性」を両立しています。
④ クラウド共有機能の利便性
CleanShot Cloudにアップロードすれば、数秒で共有リンクを生成できます。画像や動画をメールやSlackで共有する手間が省け、チーム内での情報共有もスムーズに行えます。
このように、CleanShot Xは「高機能 × 直感操作」を兼ね備えた、完成度の高いスクリーンショットツールです。
次は、Mac標準のスクリーンショット機能との違いを見ていきましょう。
3. CleanShot XとMac標準スクリーンショット機能の違い
Macにはもともと優れたスクリーンショット機能が備わっています。「Command+Shift+4」などのショートカットで簡単に画面を撮影でき、ちょっとした作業であれば十分に便利です。
しかし、CleanShot Xはその「標準機能の上位互換」と言えるほど、実用的で効率的なツールです。
ここでは、両者の主な違いを具体的に比較してみましょう。
① 編集機能の充実度
| 項目 | Mac標準機能 | CleanShot X |
| 注釈・テキスト追加 | 限定的(プレビューで可能) | 撮影直後にそのまま編集可能 |
| ぼかし・ハイライト | 非対応 | ワンクリックで追加可能 |
| 背景・フレーム調整 | 非対応 | 自由にカスタマイズ可能 |
標準機能では、撮影後に「プレビュー」アプリを開いて編集する必要がありますが、CleanShot Xはキャプチャ直後にそのまま編集できます。作業の流れが途切れず、時間の無駄を省けるのが大きな強みです。
② 録画・スクロールキャプチャ対応状況
| 機能 | Mac標準機能 | CleanShot X |
| 画面録画 | 対応(QuickTimeを使用) | アプリ内で録画可能、編集付き |
| スクロールキャプチャ | 非対応 | Webページ全体をキャプチャ可能 |
CleanShot Xでは、Webページ全体を1枚の画像として保存できる「スクロールキャプチャ」や、アプリ内で直接録画できる「画面録画機能」を搭載しています。特に、チュートリアル作成や資料作成など、業務での利用時に非常に便利です。
③作業効率の違い
CleanShot Xは、撮影・編集・共有の流れをすべて1つのアプリで完結できるため、作業スピードが圧倒的に速いです。
特に「仕事で毎日スクリーンショットを撮る人」や「資料・マニュアルを作成する人」にとって、CleanShot Xは生産性を一段と高めてくれるツールと言えます。
💡まとめ:CleanShot Xは「仕事効率化のための進化版」
Mac標準機能が「シンプルな撮影ツール」だとすれば、CleanShot Xは「撮影から共有までを自動化するツール」です。単なる便利アプリではなく、日常業務をスムーズにする作業効率化ツールとして導入する価値があると確信しています。
4. CleanShot Xの使い方
CleanShot Xの機能や特徴を理解したところで、ここからは実際の使い方を見ていきましょう。
CleanShot Xは無料体験版を公式サイトでは提供していませんが、Setapp経由で7日間無料体験が可能です。
まずは、Setappを利用してCleanShot Xをインストールする手順から解説します。
4-1 CleanShot Xのインストール
🔹方法1:Setapp経由でインストール(おすすめ)
Setappは、260以上のMacアプリを定額で使えるサブスクリプション型のアプリライブラリです。初回登録者は7日間無料で全アプリを体験できるため、CleanShot Xを含む人気アプリを気軽に試せます。
手順:
- ステップ1: Setapp公式サイトを開き、「Try free for 7 days」ボタンをクリックします。次は、メールアドレスを入力して「Continue」を押します。

- ステップ2: パスワードと名前を設定し、「Install Setapp」ボタンをクリックしてインストールします。

- ステップ3: Setappを起動してログイン後、「CleanShot X」を検索し、「Install」をクリックすれば完了です。

- これでCleanShot XをMacに簡単にインストールできます。
🔹方法2:公式サイトから直接購入・インストール
CleanShot Xの公式サイトからも直接購入できます。
アカウントを作成 → プランを選択・購入 → アプリをダウンロード・インストール、という流れで進めましょう。
4-2 CleanShot Xの基本的な使い方
初回起動時には、いくつかの設定ポップアップが表示されます。用途に合わせて選択すればOKです。
早速、スクリーンショットの撮影と編集の基本手順を見てみましょう。
ステップ1:CleanShot Xを起動
LaunchpadからCleanShot Xを開くと、自動的にツールバーに格納されます。
メニューバー上のCleanShot Xアイコンをクリックすると、主要機能メニューが次のように表示されます。

ステップ2:初期設定を行う
①ショットカットを設定
「Preferences」→「Shortcuts」でショートカットキーを設定できます。
また、画面下の「Use System Default Shortcuts…」→「Yes!」を選ぶと、CleanShot XをMacのデフォルトスクリーンショットツールとして設定できます。

② セキュリティとプライバシー設定
初めて使用する際には、macOSの「セキュリティとプライバシー」で画面収録の許可を与える必要があります。案内に従って設定しましょう。
これで準備は完了です。
ステップ3:スクリーンショットを撮る
ショートカット「Shift + Command + 4」でキャプチャを開始し、範囲を選択します。
撮影後のプレビュー画面では、左下の鉛筆アイコンで編集、右下の雲アイコンでCleanShot Cloudにアップロードできます。

ステップ4:スクリーンショットを編集
- 鉛筆アイコンをクリックして編集画面に進みます。
- CleanShot Xでは以下のような豊富なツールが使えます:
- トリミング・サイズ変更
- 図形(四角・丸・矢印・線)やテキストの追加
- モザイク、スポットライト、ナンバリング、強調表示
- 背景の変更や他の画像の追加

すべての操作はワンクリックで直感的に行えます。

ステップ5:スクリーンショットを保存
編集後、「Save as…」ボタンから保存形式を選択できます。JPEG・PNG・HEIC・WebPの4種類に対応しており、用途に合わせて選べます。設定完了後、「Save」ボタンをクリックします。これでMacに保存できました。

5. CleanShot Xを実際に使ってみた感想(メリット・デメリット)
ブログ記事内で使用しているスクリーンショットのほとんどは、実際にCleanShot Xで撮影・編集したものです。ここでは、筆者が日常的に使って感じた「良いところ」と「改善してほしい点」を、率直にまとめました。購入を検討している方の参考になれば幸いです。
✅ 良いと思うところ
① 使い方がとても簡単
CleanShot Xの最大の魅力は、直感的に操作できる点です。ショートカットキーを使えば、数秒でキャプチャを撮影・編集・共有まで完了。Mac標準機能よりもワークフローがスムーズで、作業が圧倒的に効率化されます。
② 機能がとにかく豊富
単なるスクリーンショットツールではなく、撮影後すぐに注釈、ぼかし、矢印、テキスト追加、さらにはスクロールキャプチャまで対応しています。特に「スクロールキャプチャ」機能は、Webページ全体を1枚の画像にまとめたいときに非常に便利です。「録画機能」も安定しており、短いチュートリアル動画の作成にも最適です。
③ コストパフォーマンスが高い
これだけ高機能でありながら、買い切り版がわずか29ドル(約4,000円)という価格設定は驚異的。
さらに、アプリ定額サービス「Setapp」経由で利用すれば、月額9.99ドルでCleanShot Xを含む260以上のMacアプリが使い放題になります。価格面での満足度は非常に高いです。
⚙ 改善してほしいところ
① 日本語対応を早くしてほしい
現時点ではUIが英語表記のため、初めて使う方には少しわかりにくい部分があります。英語に慣れていないユーザーのためにも、日本語化対応が進めばさらに使いやすくなると感じました。
6. CleanShot Xの料金プラン・価格
CleanShot Xは、ユーザーの利用スタイルに合わせて選べる3種類の料金プラン(月間・年間・永久ライセンス)を提供しています。必要なクラウド容量やアップデート頻度に応じて、柔軟に選択できます。
6-1:CleanShot Xの料金プラン一覧
| プラン | 月間プラン | 年間プラン | 永久版 |
| 主な内容 | CleanShot X Appの使用権
無制限のクラウドストレージ |
CleanShot X Appの使用権
無制限のクラウドストレージ |
CleanShot X Appの使用権
1Gのクラウドストレージ |
| 価格 | 月額10ドル | 年額96ドル | 買い切り29ドル |
| アップデート | 最新版への無料アップデートあり | 最新版への無料アップデートあり | 一年以内なら無料アップデート |
CleanShot Xの公式サイトでは無料体験版は提供されていません。最も手軽に始められるのは月額10ドルのプランで、常に最新バージョンを利用できます。
一方で、買い切りタイプの「永久ライセンス」は29ドルとリーズナブルですが、次期バージョンへのアップグレードは有料となり、クラウド容量も1GBに制限されています。
💡 Setapp経由での利用もおすすめ
CleanShot Xは、Mac向けサブスクリプションサービス「Setapp」からも利用可能です。
Setappは月額9.99ドルで、CleanShot Xを含む260種類以上のMacアプリを定額で使えるサービスです。毎月新しいアプリが追加されるため、アプリの「宝箱」と呼ばれることもあります。
CleanShot Xだけでなく、日常的に役立つツールをまとめて利用したい方には、Setapp経由での利用が最もコストパフォーマンスに優れています。
7. CleanShot Xはどんな人におすすめ?
CleanShot Xは、シンプルさと多機能さを両立したMac向けのスクリーンショットツールです。標準のスクリーンショット機能に物足りなさを感じている方に、特におすすめできます。
✅ こんな人におすすめ
- ブログや資料で頻繁にスクリーンショットを使う人
キャプチャ直後に注釈・ぼかし・枠線などをすぐに追加できるため、作業の効率が大幅にアップします。
- 動画やチュートリアルを作成する人
画面録画やスクロールキャプチャなどの機能を組み合わせて、プロ品質のチュートリアル素材を簡単に作成可能です。
- 複数のツールを使い分けるのが面倒な人
キャプチャ、編集、共有までを1つのアプリで完結できるので、アプリを切り替える手間を省きたい人に最適です。
- クラウドで画像を共有したい人
CleanShot Cloudを使えば、撮影したスクリーンショットを即座にアップロードし、リンクを共有できます。チーム作業にも便利です。
⚙️ CleanShot Xが向いていないケース
- 日本語化されたUIを重視する人(※現時点では英語のみ対応)
- たまにスクリーンショットを撮る程度で、編集機能をほとんど使わない人
CleanShot Xは、単なる「スクリーンショットアプリ」という枠を超えた、“Macでのビジュアル作業をスマートにする”万能ツールです。仕事や創作の効率を高めたい方には、ぜひ一度試してみてほしいアプリといえるでしょう。
まとめ:CleanShot XはMacユーザー必携のスクリーンショットツール
CleanShot Xは、スクリーンショット・画面録画・注釈編集・共有をすべてひとつで完結できるオールインワンツールです。
筆者も実際に数週間使ってみて感じたのは、「もう標準のスクリーンショットには戻れない」ということ。
作業効率が圧倒的に上がり、ブログ執筆やプレゼン資料作成などの“ちょっとした手間”を大きく減らしてくれました。
価格も非常に良心的で、29ドルの永久ライセンスはコストパフォーマンス抜群です。
また、複数のMacアプリを同時に使いたい方は、Setapp(月額9.99ドル)での利用もおすすめです。
CleanShot Xだけでなく、CleanMyMacを含む260以上の高品質アプリをまとめて使えるため、Macをよりクリエイティブに活用したい方には特に魅力的です。
日々の作業をもっとスマートにしたい、「キャプチャ → 編集 → 共有」を一気に完結させたい方は、ぜひCleanShot Xを試してみてください。
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