Macで長いページをまるごとスクリーンショットする方法
Macで長いページをまるごとスクリーンショットする方法

こんにちは、水原です。

今日は、Macユーザーなら知っておきたい「長いページのスクリーンショットを撮る方法」をご紹介します。

日常の中で、Webページ全体をキャプチャしたい場面って意外と多いですよね。

たとえば、SNSのタイムライン、Web記事、レシピサイト、業務マニュアルのページなど──

スクロールしないと全体が見えないページを、1枚の画像に収めたい時があります。

Macの標準機能「Command + Shift + 4」や「Command + Shift + 5」で簡単にスクリーンショットを撮ることはできますが、残念ながら「ページ全体」や「長いページ」の撮影には対応していません。

そこで今回は、

  • CleanShot Xを使った最も簡単な方法
  • ChromeやSafariでできる無料の撮影方法
  • 撮ったスクリーンショットを編集・注釈するコツ

を順番に解説していきます。

この記事を読めば、Macでのスクリーンショット作業がぐっと効率的になりますよ。

目次

  1. CleanShot XでMacのページ全体・長いページを簡単に撮る方法
  2. MacでChromeのページ全体をスクリーンショットする方法(無料)
  3. MacでSafariのページ全体をスクリーンショットする方法
  4. スクリーンショットを簡単編集(注釈・ハイライトなどを付ける)
  5. まとめ

1:CleanShot XでMacのページ全体・長いページを簡単に撮る方法

長いページを一発で撮りたいなら、CleanShot Xが最もおすすめです。

CleanShot Xは、Mac専用の高機能スクリーンショット&録画アプリで、標準機能にはない「ページ全体キャプチャ」が可能です。スクリーンショット後に気軽にいろんなこうかをつけたり、リサイズしたりするのが魅力です。

CleanShot Xの特徴

  • スクロールしても自動でキャプチャを続け、ページ全体を1枚に保存
  • 撮影後すぐに編集(矢印・テキスト・ぼかし・ハイライト・注釈など)が可能
  • クリップボードやクラウド共有もワンクリック
  • 直感的な操作で、初心者でも迷わない設計

CleanShot Xで長いページを撮る方法

CleanShot Xは無料体験版を単体では提供していません。

そのため、無料で試してみたい方は Setapp経由で利用するのが一番おすすめ です。

Setappに登録すれば、CleanShot Xを含む260以上のMacアプリを7日間無料で体験できます。

まずは、SetappからCleanShot XをMacにインストールしてみましょう。

Step 1:CleanShot Xを起動

CleanShot Xをインストールしたら、Launchpadからアプリを起動します。

起動すると、CleanShot Xのアイコンが自動的にMacのメニューバー(ツールバー)に表示されます。ここからすべての操作を行えます。

CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-1
CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-1

Step 2:「Scrolling Capture」機能を選択

スクリーンショットを撮りたいページを開き、ツールバーのCleanShot Xアイコンをクリックしてメニューを表示します。続いて「Scrolling Capture」を選び、撮影したい範囲をドラッグで選択します。

CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-2
CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-2

Step 3:キャプチャ開始

範囲を指定したら、画面下に表示される「Start Capture」ボタンをクリックします。

CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-3
CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-3

CleanShot Xでは、自動スクロールキャプチャと手動スクロールキャプチャの2種類から選択できます。

ページをスクロールしながらキャプチャが進行し、撮影が完了したら「Done」をクリックします。

 

CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-4
CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-4

💡 補足:自動スクロールを使用する場合は、初回のみアクセス権限の設定が必要です。「Auto-Scroll」をクリックし、画面の案内に従って許可を与えましょう。

Step 4:保存

キャプチャが完了したら、「Save」をクリックして画像を保存します。保存後はプレビューで確認し、必要に応じて編集を行うことも可能です。

CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-5
CleanShot Xで長いページをスクリーンショットする方法-5

🔹 使ってみた感想

CleanShot Xを使うと、面倒な「スクリーンショットをつなげる作業」が不要になります。

自動スクロールも手動スクロールもどちらも柔軟に使えるので、Webページ全体やチャット履歴なども一瞬でキャプチャできます。特に、ブログ記事やSNS投稿をまとめて記録したい人には非常に便利です。

次のパートでは、CleanShot Xを使わずにChromeやSafariでページ全体をキャプチャする方法を紹介します。

無料でできる方法を知りたい方は、ぜひ続けてチェックしてください。

2:MacでChromeのページ全体をスクリーンショットする方法(無料)

「有料ツールを使うほどではないけど、ページ全体を撮りたい」

そんな時は、Google Chromeの「開発者ツール」を使う方法がおすすめです。追加アプリのインストールも不要で、Macの標準機能だけで完結します。

🔹 具体的な操作手順

Step 1:開発者ツールを開く

まずはChromeでキャプチャしたいページを開きします。次にキーボードで 「Command + Option + I」 を押します。すると、画面右側に「開発者ツール(DevTools)」が表示されます。

Chromeで長いページをスクリーンショットする方法-1
Chromeで長いページをスクリーンショットする方法-1

Step 2:コマンドパレットを開く

次に 「Command + Shift + P」 を押します。検索バーが表示されるので、screenshot と入力して検索します。「Capture full size screenshot」をクリックします。すると、自動的にページ全体をスクロールしながら撮影が始まり、画像(PNG形式)が自動でダウンロードされます。

Chromeで長いページをスクリーンショットする方法-2
Chromeで長いページをスクリーンショットする方法-2

これで、ページの上から下まで一枚に収めたスクリーンショットが完成です。

🔹 ちょっとしたコツ

  • スクロールが長いページでも途中で途切れず、全体を保存できます
  • ダウンロードされた画像は「ダウンロード」フォルダに自動保存されます
  • 拡張機能やアプリを入れずに済むため、セキュリティ面でも安心

🔹 CleanShot X VS Chrome 開発者ツール

項目 CleanShot X Chrome 開発者ツール
ページ全体キャプチャ ✅ ワンクリックで可能 ✅ 開発者ツールから可能
編集機能 ✅ 注釈・ハイライト・ぼかしなど ❌ なし(別アプリで編集)
操作の簡単さ 非常に簡単(GUI操作) やや複雑(コマンド入力)
保存形式 PNG / JPEG / HEIC/ WebP PNG
費用 有料(無料トライアルあり) 完全無料

まとめ:

Chromeを使えば、Macでも無料でページ全体をキャプチャできます。

ただし、頻繁にスクリーンショットを撮る方や編集作業を同時に行いたい場合は、やはりCleanShot Xのような専用ツールを導入した方が作業効率は格段に上がります。

3:MacでSafariのページ全体をスクリーンショットする方法

Mac標準ブラウザのSafariにも、実は「ページ全体を保存する」便利な機能が備わっています。しかも追加ツール不要で、PDFとしてきれいに出力できるのが特徴で、Apple純正機能を活用したい方にぴったりの方法です。

🔹 具体的な操作手順

Step 1:Safariの「開発」メニューを有効にする

Safariでは、デフォルトの状態では「開発」メニューが非表示になっています。まずは下記の手順を参照し、この機能を有効にしておきましょう。

  • Safariのメニューバーから「Safari > 「環境設定」」を開きます。
  • 「詳細」タブをクリックして、一番下の「メニューバーに「開発」メニューを表示」にチェックを入れます。

これで、メニューバーに「開発」という項目が追加されます。

Safariで長いページをスクリーンショットする方法-1
Safariで長いページをスクリーンショットする方法-1

Step 2:スクリーンショットを実行

保存したいページを開き、キーボードの 「Command ⌘ + Option ⌥ + I」 を同時に押します。すると、次のようなポップアップが表示されるので、「スクリーンショットを取り込む」 を選択します。

Safariで長いページをスクリーンショットする方法-2
Safariで長いページをスクリーンショットする方法-2

Step 3:ファイルを保存

「スクリーンショットを取り込む」をクリックすると、保存ダイアログが表示されます。任意の名前をつけて保存しましょう。デフォルトでは PNG形式 で保存されます。

これで、ページ全体を簡単にキャプチャできます。

💡 注意:この方法では、ページ内の一部画像が正しく保存されない場合があります。必要に応じて別のツールを併用しましょう。

「ページ全体をPDFとして保存」

開発メニューを使わなくても、実は簡単に「ページ全体を1枚に保存」する方法があります。

ページを開いた状態で、メニューバーから「ファイル > PDFとして書き出す」を選択すると、保存場所を選び、「保存」をクリックするだけで、ページ全体が1枚のPDFファイルとして出力されます。

これだけで、縦に長いWebページでも、途中で切れずにしっかり保存されるのがポイントです。

🔹 Safariの全体キャプチャ方法まとめ

方法 保存形式 特徴
「PDFとして書き出す」 PDF ページ全体をそのまま保存、最も簡単
プレビューで変換 PNG / JPG PDFを画像化できる
CleanShot X PNG / JPG / PDF ページを柔軟に保存でき、編集・注釈・クラウド共有まで対応

🔹 CleanShot Xとの使い分けのコツ

Safariの「PDFとして書き出す」機能は、資料保存や共有用として非常に便利です。

ただし、スクリーンショットとして画像に注釈や強調を入れたい場合は、CleanShot Xを使った方が作業がスムーズで見栄えも良く仕上がります。

次のパートでは、撮ったスクリーンショットをすぐに編集・注釈する方法を紹介します。特にCleanShot Xを使えば、画像編集アプリを開かずに完結できるのでとても便利です。

4:スクリーンショットを簡単編集(注釈・ハイライトなどを付ける)

スクリーンショットを撮ったあと、

「ここを強調したい」「説明用に矢印やテキストを入れたい」

──そんな場面、ありますよね。

Macには「プレビュー」アプリが標準で搭載されており、簡単な注釈なら問題なく行えます。ただ、作業スピードや編集機能の豊富さでいえば、CleanShot Xが圧倒的に便利です。

🔹 Mac標準アプリ(プレビュー)でできる編集

  • スクリーンショットを開く
  • 上部の「マークアップ」アイコン(ペンのようなマーク)をクリック
  • テキスト追加、図形描画、線や矢印の挿入などが可能

🔸 メリット:

  • 完全無料で利用できる
  • 追加アプリ不要で、すぐに使える
  • シンプルでわかりやすい操作感

🔸 デメリット:

  • 編集ツールが限られる(ぼかしやハイライトは不可)
  • 保存時に上書きしてしまいやすい
  • 他の形式で保存できない

🔹 CleanShot Xでできる高度な編集

CleanShot Xを使うと、スクリーンショット撮影後にクリックで簡単に編集画面が開きます。

そのまま注釈・装飾を追加できるため、作業が非常にスムーズです。直感的なUIで、マウス操作だけでもスピーディーに注釈が入れられます。

さらに、完成した画像はそのまま

  • デスクトップに保存
  • クリップボードにコピー
  • CleanShot Cloudに即アップロード

までワンクリックで完結します。

代表的な編集機能:

🔸 テキスト挿入:フォント・サイズ・カラーを自由に調整

🔸 矢印・図形描画:注目ポイントをわかりやすく示す

🔸 ハイライト・ぼかし:重要部分の強調/個人情報の隠蔽に最適

🔸 番号ステッカー:手順説明やチュートリアル資料に便利

🔸 背景のトリミング・透過:見やすく整理したいときに

CleanShot X でスクリーンショットを編集する方

ステップ1:スクリーンショットを開く

編集したいスクリーンショットをダブルクリックして開きます。

ステップ2:編集を行う

CleanShot Xでは、以下のような多彩な編集ツールをワンクリックで使えます。

  • 図形(四角・丸・矢印・線)の追加
  • テキスト入力
  • モザイク・スポットライト・強調表示
  • ナンバリング(手順説明に便利)
  • 背景の変更や他の画像の挿入

直感的に操作できるため、画像編集に慣れていない方でもすぐに使いこなせます。

ステップ3:保存

編集が終わったら、右上の 「Save As…」 をクリックし、JPEG・PNG・HEIC・WebPなどお好きな形式で保存します。

CleanShot Xでスクリーンショットを編集する方法
CleanShot Xでスクリーンショットを編集する方法

CleanShot X の使い方に関するもっと詳しい情報はこちらの記事でご確認できます。

🔹 比較:CleanShot XとMac標準の編集機能

項目 CleanShot X Mac プレビュー
注釈・テキスト挿入 ✅ 豊富(色・サイズ調整可) ✅ 基本機能のみ
矢印・図形 ✅ 種類多数・簡単配置 ✅ 限定的
ぼかし・ハイライト ✅ 対応 ❌ 非対応
編集スピード ⚡ 非常に速い(撮影後すぐ編集) 🕓 ファイルを開く手間あり
保存・共有 ✅ 画像保存/クラウド共有 ✅ 保存のみ

🔹 CleanShot Xを使うメリットまとめ

  • 撮影 → 編集 → 保存までがワンフローで完結
  • デザイン性の高い注釈が入れられる
  • SNS投稿・ブログ・資料作成など、用途を問わずきれいに仕上がる

「画像に少しだけ文字を入れたい」

「マニュアルや記事のキャプチャを整理したい」

──そんな時、CleanShot Xがあれば、驚くほど作業がはかどります。

まとめ

ここまで、Macで長いページをスクリーンショットする3つの方法をご紹介しました。

それぞれの特徴をもう一度整理してみましょう。

シーン おすすめの方法 特徴
ちょっとしたスクショ Mac標準機能(Command + Shift + 4 / 5) すぐに撮れて手軽。短い範囲のキャプチャに最適。
ページ全体や長い資料を撮りたい CleanShot X スクロールも自動で撮影。編集・注釈もワンステップで完結。
無料で試したい ChromeまたはSafariの開発者ツール または 無料でページ全体キャプチャが可能。追加コストなしで使える。

それぞれの方法に得意分野があります。

普段の作業内容に応じて使い分けることで、スクリーンショット作業の効率がぐんと上がります。

特に、

  • 資料作成やマニュアル作成 → CleanShot X
  • 一時的な共有や確認用 → Chromeや標準機能

といった使い分けがおすすめです。

どの方法も一度覚えてしまえば簡単に使えるので、

あなたの作業スタイルに合わせて、ぜひ活用してみてください。

CleanShot Xをまだ使ったことがない方へ

CleanShot Xは、Macユーザーの間で非常に人気の高いスクリーンショットツールです。

「撮る・編集する・共有する」をすべて一つのアプリで完結できるため、日常のちょっとした作業から業務レベルの制作まで幅広く活用できます。

CleanShot Xの無料版はSetappから体験できますので、まずは試してみて、その快適さを体感してみてください。

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